2011年04月12日 | |
昭和電工、インドネシア・アルミナの30万トン工場起工 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工は11日、インドネシア西カリマンタン州に建設するアルミナ工場の起工式を行った。アンタム社と合弁のインドネシア・ケミカル・アルミナ社(ICN)が運営する。式典にはインドネシア政府の閣僚や高官、地元知事ら、来賓多数が出席した。 計画では、2014年1月の操業入りをめどに西カリマンタン州タヤン地区に年産30万トンのケミカル用アルミナ工場を建設する。所要資金は約400億円。 アルミナはアルミニウム製錬の原料となるほか、水質浄化剤・機能材料・エレクトロ二クス製品などの材料として使用され、需要は今後も高い成長が見込まれている。 昭電はアルミナを生産する際に発生するボーキサイト残渣の海洋投入処分を2015年中に終了する計画を進めている。現在横浜事業所で行っているアルミナの生産からも撤退し、インドネシアに事業移管して東南アジア地区の生産拠点としていく方針だ。 【インドネシア・ケミカル・アルミナ社の概要】 ◇社名: P.T. INDONESIA CHEMICAL ALUMINA( インドネシア・ケミカル・アルミナ社) ◇設立: 2007年2月 ◇代表者: ヘンドラ サンティカ社長(Mr. Hendra Santika) ◇株主: アンタム社(80%)、昭和電工株式会社(20%) 【アンタム社の概要】 ◇社名: PT. Antam Tbk( アンタム社) ◇本社: インドネシア ジャカルタ ◇設立: 1968年7月 ◇代表者: アルウィン サー ルービス社長(Mr. Alwin Syah Loebis) ◇株主: インドネシア政府(65%) 他 ◇事業内容: 金、ニッケル、ボーキサイト等鉱産物の採掘・加工・輸出 <用語の解説> ■ケミカル用アルミナとは: アルミニウム製錬用途以外に使用されるアルミナ及び水酸化アルミニウムの総称。水質浄化剤や耐火物、研削材、建築材料、ICパッケージ、液晶ガラスの材料など幅広い分野に使用される。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1302575993.doc |