2011年04月12日 |
JST、科学コミュニケーション連携推進で359件採択 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:文部科学省 |
科学技術振興機構(JST)は12日、科学コミュニケーション連携推進事業で「機関活動支援」「草の根プログラム」の平成23年度新規採択企画359件を決定した。これは、国民の科学技術についての興味・関心を深めるための科学コミュニケーション活動を支援することにより、国民が科学技術や理科に身近に触れる機会を充実させる狙いで実施している。 「機関活動支援」は、自治体・科学館・大学・研究機関などがその特徴や実績を生かし、地域の児童生徒や住民を対象に実施するもので、応募302件の中から105件の企画を採択した。 具体的には、機関活動支援の単独型が「家庭内にある化学物質を用いた理科実験教室」(日本大学工学部)、「親子バイオ実験教室」(NPO法人くらしとバイプラザ21)、「かたちから読み解く生物の世界」(杉並区立科学館)、「小学生夏の医学校」(東邦大学)、「植物バイオサイエンスカフェ2011」(大阪府立大学)、「エコ×バイオ×ケミストリー=体験型実験教室」(近畿大学産業理工学部)など59件。 機関連携型が「食と医学の科学」(慶應義塾大学医学部)、「科学的な考え方を学び楽しむ化学(科学)実験教室(熟年向、中学生向)」(愛知教育大学)など36件。 研修会実施型が「茨城県北ジオパーク構想インタープリター養成による地域科学力の強化」(茨城大学)など10件。 一方、「草の根型プログラム」は個人(科学ボランティアなど)が実施する科学コミュニケーション活動を支援するもので、301件の応募があった。 採択したのは、「サイエンスアドベンチャー」、「酸素について学ぼう!」、「わくわく化学クラブ(春日部)」、「未来の化学者養成講座」、「塩と重そうのふしぎ」、「生物の設計図を見てみよう! DNAからしか見えない生物多様性」など254件。 |