2011年04月15日
近畿バイオ振興会議、「食と機能性研究会」を改組し生活習慣病予防に力点
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:農林水産省

NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議は、「食生活と運動の機能性に関する研究会」を平成18年に発足させ、医学関係者の連携を得て、新しい機能性評価システムを構築し、新しい食品、健康産業の立ち上げを目的に活動してきたが、今年度からは「生活習慣病予防のための機能性食品開発に関する研究会」に改称・リニューアルして、「アグロメディカル・イニシアティブ」との連携を強めた活動を展開することにした。

これは、農林水産省が今年度から新たに「農林水産研究基本計画」をスタートさせ、農産物の機能性成分の開発や実証を通じて高血圧や脂質代謝異常などの生活習慣病を予防する作用メカニズムの解明と技術を開発することにしたほか、京都府立医科大学の吉川敏一教授らが医学的に疾病予防上の有効性が実証された食品・アグロメディカルフーズ(工業製品の食品・農業製品の食品)を利用することで健康を維持・向上させる「アグロメディカル・イニシアティブ」が立ち上がるなど、生活習慣病予防のための機能性食品開発が重視されてきたためである。

改組した研究会は、「アグロメディカル・イニシアティブ」との連携を強め、積極的に活動を展開していく方針である。

問い合わせ先は、NPO法人近畿バイオインダストリー振興会議(TEL:06-6459-6795)。