2011年04月18日
東レフィルム加工、台湾に液晶テレビ用フィルム工場
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レフィルム加工(本社:東京都中央区、山口進社長=TAF)は18日、台湾に表面保護フィルムの製造・販売会社を設立することを決めたと発表した。今年5月に台湾・高雄市に新会社「東麗尖端薄膜股■有限公司」を設立、自己粘着性表面保護フィルム「トレテック」(商品名)の生産工場を新設する。総投資額約60億円。

新工場は2013年1月に完成、稼働開始の予定。生産能力は順次増強し、同年夏までに年産17,000トンとする計画。東レグループ・フィルム事業にとって初の台湾事業進出。また「トレック」では初の海外工場進出となる。

「トレテック」は、TAFが開発したポリエチレン系の自己粘着性表面保護フィルムで、液晶ディスプレイ(LCD)をはじめ各種光学用フィルム、プラスチック板表面保護フィルムなど幅広い用途を持つ。

今回、導光板生産で世界最大シェアの台湾大手メーカーから要請を受けたこともあり現地進出を決めた。

【新会社の概要】
(1)会社名 : 東麗尖端薄膜股■有限公司
(2)設立  : 2011年5月(予定)
(3)所在地 : 台湾高雄市路竹郷 南部サイエンスパーク高雄園区
(4)資本金 : 35億円(1,237百万NT$)
(5)出資  : 東レフィルム加工 70%、東レ 30%
(6)事業内容 : ポリオレフィン(PE・PP)系フィルム「トレテック」の製造販売

(注)■はにんべんに分。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1303100233.pdf