2011年04月20日
クレハ、いわき事業所の再開予定、5月初旬に変更
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:クレハ

クレハは20日、いわき事業所(福島県いわき市)の今回の大地震の影響について、「その後(4月11と12日)に発生した、大規模な余震により再度一部設備に被害が生じた」として、前回(3月31日)発表した稼動再開見通しの変更を行った。自家発電など主設備の再開は半月ほど遅れ5月上旬になる見込みだ。

<主な設備の再稼動見通し>
(1)自家発電設備 :前回発表で4月下旬としていた再開時期を「5月初旬予定」と変更する。これに伴い無機・有機薬品、PPS樹脂などの高機能樹脂、食品包装フィルム用原料などの設備も順次稼動再開となる。

(2)医薬品設備 :慢性腎不全用剤「クレメジン」の包装工場は、すでに稼動を再開中。

(3)炭素製品設備 :炭素繊維「クレカ」の稼動再開は、前回発表では4月中旬としていたが、4月下旬の予定と変更する。電池用負極材「カーボトロンP」は、すでに稼動再開中。

(4)電池材料設備 :リチウムイオン2次電池向け接着剤となる高機能樹脂「KFポリマー」の稼動再開は、4月下旬の予定だったが、5月初旬に変更する。ただ一部グレードはすでに再開している。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1303282328.pdf