2011年04月21日 | |
富士フィルム、大型液晶テレビ向け「超広幅フィルム」新工場が稼動 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:富士フイルム |
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富士フイルムは21日、「超広幅フジタック」を生産する神奈川工場・足柄サイト第3工場がこのほど本格稼動入りしたと発表した。同フィルム15台目の製造ラインとなる。投資総額約100億円で年産3500万平方メートルの工場を完成した。 特に大型液晶テレビの視野角拡大やコントラスト向上に適した「VA用フィルム」を生産する。 従来に比べ最大1.7倍となる2300ミリの超広幅品の生産が可能となる。 液晶テレビはこのところ需要が急拡大しており、なかでも40インチ以上の大型液晶テレビの出荷台数は、年率30%以上の伸びと好調で、2011年には面積ベースでテレビの約50%を占める見込みだ。 このため同社は、昨年から「超広幅フジタック」の生産能力増強に着手してきた。富士フイルム九州では昨年10月の第2工場第4ライン立ち上げに続き、今年10月には第4工場第7ラインを稼動させる予定となっている。これらが全て稼動すれば、「超広幅フジタック」の生産能力は245百万平方メートルと、フジタック全体の3割以上を占めることになる。 <新工場の概要> ◇工場名 :神奈川工場 (フラットパネルディスプレイ材料生産部) 足柄サイト 第3工場 ◇建設場所 :神奈川県南足柄市中沼210番地 ◇投資金額 :約100億円 ◇生産品目 :超広幅VA用位相差(1330〜2300ミリ) ◇生産能力 :年間35百万平方メートル ◇延べ床面積 :約12平方メートル ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1303352049.pdf |