2011年04月25日
大日住友薬、京大iPS細胞研と難治性希少疾患共同研究
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:大日本住友製薬

大日本住友製薬は25日、京都大学iPS 細胞研究所(京都市、山中伸弥所長)と、難治性希少疾患の治療法創成を目的する5年間の共同研究を行うことで合意し、共同研究契約を締結したと発表した。

遺伝子の変異に起因する難治性希少疾患の一つに焦点を当て、その疾患特異的人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いて、産学協同して病気が進行するメカニズムを共同で解明する。また患者に特有の疾患関連シグナルを同定し、その経路を阻害する治療薬を探索するなど、画期的な治療法の創成を目指す。


【京都大学iPS 細胞研究所の概要】
◇世界初のiPS 細胞に特化した先駆的な中核研究機関としての役割を果たすことなどを目的として、2010年4月1日に設立。基礎研究から前臨床、臨床研究まで実施可能な体制を構築している。
・所在地:京都市左京区聖護院川原町53
・所長:山中伸弥

【大日本住友製薬の概要】
◇大日本住友製薬は精神神経領域を重点領域に、がんや免疫関連疾患等アンメット・メディカル・ニーズが高いスペシャリティ領域をチャレンジ領域に設定し、革新的な医薬品の創製を目指している。ファブリー病治療剤「リプレガル」の供給のほか、骨髄異形成症候群(MDS)を目指したWT1 がんペプチドワクチン「WT4869」の開発も進めており、希少疾患の治療薬の開発にも取り組む。
・所在地:大阪市中央区道修町2-6-8
・社 長:多田正世

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1303717338.pdf

(英文)
○CiRA and DSP Research the Creation of a New Treatment for Rare Intractable Diseases
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1303717338.pdf