2011年04月26日
アステラス製薬、震災損害額は45億円見込み
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラス製薬は26日、同日までに確認した、今回震災によるグループの被災および復旧状況(第4報)を発表した。損害額は高萩合成研究センター、高萩技術センター、つくば研究センターなどの建物、機械装置・研究機器等の修理費用および操業休止期間中の固定費など、合わせて約45億円となる見込みである。

■被災施設の状況
高萩合成研究センター(合成技術研究所)ならびにアステラス ファーマ テック高萩技術センター(旧アステラスファーマケミカルズ高萩工場)は、4月18日から全従業員が出社している。高萩合成研究センターは、既に研究活動を再開しており、本年6月には全面復旧できる見込み。

高萩技術センターは、生産施設の復旧作業を進めており、10月から順次生産を開始する予定。同センターで生産しているのは、ハルナール、ボノテオなどの原薬だが主要製品については製品在庫を含めて十分な在庫を保有しており、安定供給に支障はない。

アステラス ファーマ テック西根工場については4月6日から全面的に操業を再開している。

■業績への影響
現時点で入手した情報に基づき算出した損害額は、高萩合成研究センター、高萩技術センター、西根工場およびつくば研究センター(御幸が丘)、つくばバイオ研究センター(東光台)などの建物の修繕費用、機械装置・研究機器等の修理費用および操業休止期間中の固定費など約45億円の見込みで、特別損失に計上する予定(うち2011年3月期に約30億円を計上)である。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1303802667.pdf