2011年04月27日 |
政府、「平成22年度森林・林業白書」を閣議決定 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:農林水産省 |
政府は26日、「平成22年度森林・林業白書」(平成22年度森林及び林業の動向)を閣議決定した。白書では、冒頭のトピックスで森林・林業の再生に向けた改革を取り上げるとともに、東日本大震災による被害や「公共建築物等における木材の利用促進法」の成立を紹介している。 また、本編では第1章の特集で、公共建築物の木造化、木質バイオマスのエネルギー利用、木材輸出を中心に、木材の需要拡大に向けた取り組みの現状と課題を解説している。さらに第2章以降の各章では、地球温暖化対策、森林の整備・保全、林業・山村、林産物・木材産業、国有林野の各分野における動向を紹介している。 とくに、「木質バイオマスのエネルギー利用を進めるための課題」としては、次の6点に取り組むことが必要と指摘している。 (1)未利用間伐材等の低コストでの安定供給 (2)各種制度の活用による需要の開拓 (3)燃焼機器導入時における初期費用の引き下げ (4)安定的なペレット供給体制の整備 (5)新たな木質バイオマス燃料生産技術の確立 (6)消費者向けサービスの充実 |