2011年04月27日

協和キリン、成人T細胞白血病リンパ腫治療薬 承認申請

【カテゴリー】：ファインケミカル 【関連企業・団体】：協和発酵キリン

協和発酵キリンは26日、成人T細胞白血病リンパ腫（ATL）を適応症として開発中の抗体医薬KW-0761の国内医薬品製造販売承認を厚生労働省に同日申請したと発表した。 KW-0761は、同社独自の強活性抗体作製技術「ポテリジェント」を応用したヒト化モノクローナル抗体。これは同社が初めて医薬品製造販売承認申請をする抗体で、ポテリジェント抗体としては世界で初めての医薬品製造販売承認申請になる。 KW-0761は、ATL細胞表面に存在するCCR4に結合する抗体で、結合したATL細胞をATCC活性（抗体依存性細胞傷害活性）により傷害し、抗腫瘍効果を示す。国内第2相臨床試験では、有効性、安全性の判定が下されている。