2011年04月27日
東ソー、分離精製剤「トヨパール」生産能力を倍増
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東ソー

東ソーは27日、南陽事業所(山口県周南市)で医薬品・食品分野に需要好調な分離精製剤「トヨパール」(商品名)製造設備を増強すると発表した。投資額数十億円をかけて、このほど新系列の建設に着手、完工は2012年4月の予定。生産能力は倍増となる。

同製品は、粒径20−150ミクロンの球状の親水性架橋ポリマー。高強度で化学的安定性に優れ、吸着容量が高いところから、分離精製剤としてバイオ医薬品や食品などの製造プロセスに幅広く利用されている。

バイオ医薬品産業は、日本や欧米諸国に加えて中国、インドなどの新興国で急速に拡大している。

同社は、こうした需要の増大と市場の拡大に対応するため、大幅な生産設備の増強を決めた。