2011年04月27日
旭化成とFDK、リチウムイオンキャパシタで合弁会社
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

旭化成は27日、FDK(本社:東京都港区、小野統造社長)と、次世代の蓄電デバイスであるリチウムイオンキャパシタ(LIC)で、共同出資の新会社を設立し事業統合することに基本合意したと発表した。

LIC は、大電流の急速な充放電が可能な蓄電デバイスで、従来のキャパシタである電気二重層キャパシタに比べ高容量かつリチウムイオン二次電池(LIB)より長寿命な特性から、電力の高効率利用など省エネルギーに向けた新しい蓄電デバイスとして、2015 年以降には大きな市場となることが見込まれている。

FDKはこれまで、LIC を今後の成長製品と位置付け、LICセルからモジュールまでの一貫量産体制を構築してきた。両社の基本技術を組み合わせることで、製品開発力と供給力の一層の強化を図ることで一致した。

【合弁会社の概要】
◇ 出資比率 :FDK 51%、旭化成 49%
◇ 代 表 者 :FDK より選任
◇ 主な事業 :LIC セルおよびモジュールの研究・開発・製造・販売
◇ 製造拠点 :現FDK 湖西工場(静岡県)
◇ 従業員数 :約70 名
◇ 新会社設立 2011年8月初旬(予定)

■FDKの概要
(1)商号  FDK株式会社
(2)本店所在地  東京都港区新橋五丁目36 番11 号
(3)代表者  代表取締役社長 小野 統造
(4)設立年月  昭和25年2月
(5)資本金  28,301 百万円
(6)従業員数(連結)  6,677 名(平成22 年12 月末日現在)
(7)主な事業内容 乾電池・充電池およびエレクトロニクス関連分野の素材・部品の製造販売

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1303886019.pdf