2011年04月28日 |
2010年度の合成樹脂特恵輸入、25%増 102億円 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:財務省 |
財務省28日の発表によると、3月末(2010年度計)の合成樹脂(13項)特恵輸入額は102億3,300万円で、前月から約3億円増加した。シーリング枠(2010年度=220億5,194万5,000円。国別枠は5分の1)消化率は46.4%となった。 タイからの輸入が国別限度枠を超えて2010年10月16日付で扱い停止となったほか、中国からの輸入が2011年3月16日付で停止した。年度ベースで見ると、フィリピン、インドネシアなど、EPA(経済連携協定)締結により対象国が減少したにもかかわらず、トータル輸入額は昨年比25%増加した。 【2011年3月末(2010年度)の特恵輸入実績・13項】単位:1000円 ( )2月末現在 ◇中国 4,749,719(4,501,644) ◇タイ 5,039,936(5,039,936) ◇インド 223,533(184,608) ◇ブラジル 220,258(202,630) ◇合計 10,233,446(9,928,818) ■2007年度以降の特恵輸入額を比較すると、以下の通りとなる。(単位:千円) ・2007年度 :14,281,737 ・2008年度 :15,553,032 ・2009年度 : 7,597,166 ・2010年度 :10,233,446 なお、2011年度からは特恵制度の大幅改正により、輸入金額や輸入数量などに上限(シーリング枠)を定めないことになった。「13項」など特定品目ごとの統計も廃止となった。(注:以上の理由によりケムネット東京では、来月から月ベースの実績掲載を中止します。ご了承ください) |