2011年04月28日 |
信越化学・3月期、米シンテックやシリコーン事業が堅調で増収益 |
【カテゴリー】:人事/決算 【関連企業・団体】:信越化学工業 |
信越化学工業が28日発表した2011年3月期連結決算は、塩ビ・化成品事業で米国シンテック社が堅調でシリコーン事業や半導体シリコン事業も堅調を持続したため、増収増益となった。電子・機能材料は希土類磁石やフォトレジストが好調に収益ともに好調に推移した。純利益は、大震災による災害損失(設備の回復費用や操業停止中の固定費等)として210億円を特別損失として計上したが、19・4%の増益を達成した。 大震災の影響は、鹿島工場の塩ビ樹脂プラントと信越半導体の白河工場が停止に追い込まれたものの、鹿島の塩ビ工場は三菱化学のエチレンプラントが5月20日に操業再開の見通しであるため5月末に本格稼働を目指す。白河工場は、4月20日から一部操業を再開しており、段階的に稼働率を引き上げ7月には被災前のフル操業を目指す方針である。 次期(通期)業績見通しは、「現時点で年間予想値を算出することは困難」とし公表を見送ったが「増収増益を目指す」としている。 【信越化学工業・第1四半期(連結)決算】単位:百万円()前年同期比増減率% ◇売上高 1,058,257(15・7) ◇営業利益 149,221(27・3) ◇経常利益 160,338(26・2) ◇当期純利益 100,119(19・4) ◇1株当たり純利益 235.80円 百万円()前期比増減率% ◇売上高 公表せず ◇営業利益 公表せず ◇経常利益 公表せず ◇当期純利益 公表せず ◇1株当たり純利益 公表せず |