2011年05月10日
杭州市で第二回 「Coal to MEG」 会議開催
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:なし

中国では化学繊維の需要の伸びにより、PETの生産、消費が急増している。
2010年にはPETの能力は409万トンも増え、これによりエチレングリコール(MEG)の消費も伸びている。

ASIACHEMの調べでは、2010年の中国のPET生産量は2267万トンに、PET用のMEGの消費は771万トンとなった。
このほか、自動車用の不凍液としてのMEG需要も増大している。

2010年のMEGの輸入は前年の582万トンから664万トンに増え、2011年には700万トンに達すると見られる。
2010年末の中国のMEGの能力は400万トン程度に過ぎない。

  既報 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/31142

Coal to MEG は5大近代的石炭化学産業の一つとして、2009年の石油化学景気刺激策にリストアップされた。
多くの企業や研究機関が進出を図っているが、現在のところ、商業生産には至っていない。

ASIACHEMでは5月27ー29日に杭州市のラマダ杭州ホテルで第二回「Coal to MEG」会議を開催する。

会議では、PETとMEG産業の見通し、石炭ベース(CTO、シンガス)のMEGの競争力、Coal-to-MEGの開発・実用化の状況と計画、主な技術、環境保護などを議論する。

詳細については 
http://www.chinacoalchem.com/events/2011meg/MEGChina2011.pdf