2011年05月11日
協和メデックス、アレルギー体外診断薬と分析装置発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:協和発酵メデックス、協和発酵キリン

協和発酵キリンの100%子会社である協和メデックス(本社・東京都中央区、山口正仁社長)は10日、塩野義製薬がI型アレルギーの原因抗原診断の補助として開発したアレルゲン刺激性遊離ヒスタミン(HRT)測定用の体外診断用医薬品「アラポートHRT」と、協和メデックスが開発した専用分析装置である酵素免疫測定装置「アラポートHRTシステム」を16日から新発売すると発表した。

ヒスタミン遊離試験(HRT検査)は、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、アトピー性気管支喘息、一部のアトピー性皮膚炎などに代表される生体内アレルギー反応が関与する疾患の原因抗原(アレルゲン)の診断を補助する有用な検査である。

「アラポートHRT」による試験結果を、専用の酵素免疫装置「アラポートHRTシステム」で測定することにより、日常検査が簡便となり、32種類のアレルゲンの中から必要なアレルゲンを短時間で測定することが可能になる。