2011年05月16日 |
北海道経産局「バイオマスの燃料利用マップ報告書」、無料配布 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:経済産業省 |
北海道経済産業局は、「バイオマスの燃料利用ルートマップ作成調査報告書」及びその概要版「可能性あり!バイオコークス導入/5つのモデルで試算しました」とする冊子(A4判)を1000部発行した。 報告書では、道内のバイオマス資源から製造可能な「バイオコークス」の経済性及び事業化の可能性について検証し、3種類のモデルにおいて化石燃料利用に比べて優位性が認められ、自社内での導入や一定条件下での販売も可能であるとの試算結果が報告されている。 具体的には、バイオコークスの需要先として、石炭コークス・化石燃料を大量に使用する企業等にターゲットを絞ってヒアリング(聴き取り)調査した結果、石炭コークスや化石燃料は、原料の輸入依存度が高いうえ、価格上昇が課題になっているため、経済性の面で優位性が発揮できればバイオコークス導入の可能性があるものと認められた。 事業化については、道内に存在する様々な植物系バイオマス資源から製造される新型固形燃料「バイオコークス」について、5つの事例をモデルに、経済性を試算・評価を行った。それによると、(1)製糖工場ビートパルプの活用(2)飲料工場残渣活用供給(3)廃菌床活用燃料供給—の3つの事例について、化石燃料に比較してバイオコークス導入の優位性が認められた。 北海道経産局は、この報告書と概要版を希望者に無料で配布する。希望者は、「郵便番号、住所、所属、染井、電話番号、必要部数」を明記して申し込む。 申し込み先は、北海道経産局環境・リサイクル課(FAX:011-726-7474、TEL:011-709-2311 内線2623)。 |