2011年05月16日

出光興産、4-6月の原油処理計画、前年比87％ 560万kl

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：出光興産

出光興産は16日、4-6月の原油処理計画について「3月末には震災前の供給体制に復旧できたので、国内の需要動向に応じた安定水準が維持できる見通しとなった。処理量は前年比87%の560万キロリットルとする予定だ」と発表した。減産量は同90万キロリットルとなる。 月別処理計画は4月が前年比98％（実績）、5月は千葉製油所の定終があるため同66％、6月は同98％で、平均87％となる。 製品在庫は4月末時点で前年比30％増と、5月以降の安定供給に支障のない水準を確保済みである。震災後中断していた海外需要家に対する製品輸出も5月には再開した。 東日本大地震後は被災した出荷基地の復旧と製品輸出の停止、緊急輸入の実施、国内4製油所の稼働率向上など、被災地を含む全国への安定供給に全力で取り組み、この結果3月末にはほぼ震災前の供給体制に復旧したとしている。