2011年05月17日
旭化成・新中計、2015年度売上高2兆円、営業利益2000億円
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:旭化成

旭化成の藤原健嗣社長は17日、今年4月にスタートし2015年度を最終目標とする新中計「For Tomorrow 2015」を発表した。グローバルで競争優位にある事業を積極的に展開し、これからの社会が求める「健康で快適な生活」「環境との共生」の実現に応えた事業展開を図る。

計数目標として2015年度には売上高2兆円(2010年度比約25%増)、営業利益2,000億円(同63%増)、ROE10%以上(2010年度9%)の達成を目指す。

このため特に“グローバルリーディング事業”であるAN、S−SBR、リチウムイオン2次電池用セパレータ「ハイポア」、人工透析事業など、グローバルNo.1、No.2事業の展開に力を入れ、新興国市場など世界の成長を取り込む。

また、グループの力を結集し、グループ横断的なシステム型・融合型の新事業創出を目指す。

既存事業への長期投資のほか新規事業及びM&Aへの投資を含め、2015年度までに1兆円規模の長期投資を行う。

<2015年度のセグメント別売上高目標> 単位:億円 ( )は2010年度実績
・ケミカル・繊維 :8,800(8,510)
・住宅・建材   :5,700(4,566)
・エレクトロニクス:2,500(1,583)
・医薬・医療   :1,800(1,164)
・その他・調整  : 200(160)
・小計      :19,000(15,984)

・新規プロジェクト:1000(ー)
・合計      :20,000(15,984)