2011年05月17日 |
竹下・宇部興産社長、「中計の利益目標 達成の公算」と語る |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産の竹下道夫社長は17日、記者会見し、現在取組み中の中期経営計画(2010年度—2012年度の3カ年計画)の進捗状況について、「営業利益の目標は530億円以上(11年度予想は443億円)、営業利益率も目標7.5%以上(同6.8%)だが、目標達成が見えてきた感じだ」と語り、目標を達成できる見通しを明らかにした。 また、財務体質でも、「自己資本比率が11年度に28.6%(目標30.0%以上)を見込んでおり、体力が相当ついてきている」との認識を示した。 2011年度業績見通しでは、東日本大震災の影響について竹下社長は、千葉石油化学工場で節電要請に対応した夏場の生産調整、あるいは自動車などユーザー産業の操業面の影響などで、営業利益段階で27億円の減益を業績見通しに織り込み済みである」とした。また、セメントの復興需要については「不透明要因が多いので、一切カウントしていない」と強調した。 <2011年度のセグメント別売上高予想> 単位:億円 ( )10年度実績 ◇化学品・樹脂 :2,260(2,045) ◇機能品・ファイン: 760(687) ◇医薬 : 115(88) ◇建設資材 :2,035(2,004) ◇機械・金属成形 : 790(834) ◇エネルギー・環境: 670(591) ◇その他 : 250(268) ◇調整額 :△380(セグメント間消去を含む) ◇合計 :6,500(6,160) |