2011年05月20日 |
手代木・製薬協会長が初会見、「政策提言・協議」に意欲 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:日本製薬工業協会 |
日本製薬工業協会の手代木功会長(塩野義製薬社長)は、19日の定例会長会見で「長谷川閑史前会長(武田薬品工業社長)が敷いた路線を踏襲していく」と表明するとともに、「国民の安心・安全への貢献に努め、医薬品産業を世界で通用する産業にもっていきたい」と語った。 長谷川氏は、経済同友会の代表幹事就任に伴い製薬協会長を辞任する方針を表明したため、18日の製薬協総会で後任会長として、筆頭副会長の手代木氏の就任を決定した。 手代木氏は、19日の定例会長会見が初会見となった。手代木会長は19日の会見で、「昨日の総会でコンプライアンス委員会を常設委員会として設置することを決定した」ことを明らかにするとともに、「企業倫理の向上は、国民から信頼される産業になるために不可欠であり、強く推進したい」と強調した。 また、「まだ実現していないが、政府と製薬産業の双方が提言・協議する場である政策対話を是非とも実現するため、政府に強く要請していきたい」と意欲をのぞかせた。この政策対話は、日薬連会長や製薬協会長等の産業側と、厚生労働大臣、文部科学大臣、経済産業大臣、科学技術政策担当大臣等の政府側とが、製薬産業・医療機器産業の国際競争力強化、新成長戦略に関連する政策について協議する場であり、「業界からの陳情の場とはせず、政策提言の場としたい」(手代木会長)考えである。 |