2011年05月20日
三菱化学、鹿島第2エチレン設備が再開
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱化学

三菱化学は20日、東日本大地震発生後停止していた鹿島事業所の第2エチレンプラント(年産453000トン=定修実施年、以下同)が同日運転を再開したと発表した。3月11日の震災発生いらい約70日ぶりに原料を投入し再開した。

これに伴いポリエチレン及びポリプロピレンプラントの一部系列も順次再開に入った。今後品質が確認できたものから順次出荷を開始するが、このところの需給バランスから見て、当初から高率稼働となる見込みである。

また、第2エチレンプラントの定期修理を当初は今年6月末から実施する予定だったが、サプライチェーン維持のため、当局の了解を得て8月末に実施を延期することにした。

鹿島第1エチレンプラント(年産375,000トン)の定修は5月14日から、水島エチレンプラント(年産450,000トン)は5月16日から予定通り実施中である。

なお、JSRなど誘導品メーカーも同日から操業を再開した。