2011年05月23日
鹿島塩ビモノマー 21日から再開、信越 PVCも本格出荷へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:カネカ、信越化学工業

信越化学は23日、東日本大地震の影響で3月11日から運転停止していた鹿島塩ビモノマー(茨城県神栖市)の塩ビモノマー(VCM)年産60万トン設備が今月21日から70日ぶりに生産を再開したと発表した。

三菱化学・鹿島事業所のエチレン第2プラントが前日の20日に稼動を開始し、エチレン供給が再開した。

同モノマーは、塩ビ樹脂(PVC)原料として隣接する信越化学(年産55万トン能力)及び一部はカネカ鹿島工場(同13万5000トン)に供給する。

信越化学は、一部特殊グレード品は手持ちの原料在庫により操業再開していたが、今回、VCMの供給が始まったため、生産を全面再開した。本格出荷は安全性や安定性を確認した後、今月末から開始する。

なお同社は23日、塩ビ樹脂の国内向け販売価格を6月1日納入分から1kg当たり18円値上げすると発表した。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1306136449.doc