2011年05月24日
東レ、微光沢ブラックフォーマル用ポリエステル織物開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:東レ

東レは24日、新たにブラックフォーマル用ポリエステル織物「ラフィリオン」を開発したと発表した。性質の異なる特品原糸を組み合わせた特殊構造の複合加工糸を採用し、これまで両立が難しいとされてきた深みのある黒発色性と微光沢感を同時に実現した。

衣料用の黒い素材で気になりがちな、ホコリの付着を抑制する制電性も兼ね備えている。
今年の秋冬シーズン向けから本格販売を開始する。

販売計画は、初年度3千疋(1疋=約50メートル)、3年後に1万5千疋を予定している。
販売価格は1メートル(148センチ幅)当たり1,300円1,500円。

この複合加工糸には、芯糸と鞘糸のそれぞれに特殊ポリマーや粒子をブレンドした特品原糸を使用した。繊維の表面に微細な凹凸を形成しているため、光の反射を抑制し優れた黒発色性を実現した。関連特許を含めて2件の特許を出願済み。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1306229273.pdf