2011年05月25日
特許庁、スウェーデンとの審査ハイウェイ、試行開始
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:特許庁

特許庁は25日、スウェーデン特許登録庁と特許審査ハイウェイ(Patent Prosecution Highway : PPH)の試行を6月から開始することで合意したと発表した。

企業活動のグローバル化に伴い、複数の国で特許権を取得したいという企業が増えてきた。この結果、同一内容の発明が世界各国の特許庁に出願され、世界的に特許出願件数が急増している。

PPHは、出願人の海外での早期権利化を容易にし、審査する側の負担軽減を図る制度で、スウェーデンとの今回の試行期間は2年間の予定。

日本はこれまでに米国、韓国をはじめ世界の主要各国とハイウェイ・ネットワークを構成してきたが、これでわが国がPPHを締結した国・機関は14となった。