2001年02月26日 |
F・ヤーンの昨年の輸入、正味重量ベースで7万トン弱 |
全体では8%増、中国品が8割占める |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:財務省 |
日本フラットヤーン工業組合が23日に集計したところによると、PPならびにHDPEによるフラットヤーンの昨年における正味重量ベースの総輸入数量は6万9,355トンとなった。財務省の輸入通関統計では9万506トンとなっているが、これにはハトメ金具やベルトなどの吊り具等の重量も含まれている。今回同工業組合がまとめた実績は、それらを除外した場合のフラットヤーン単体のみを対象としたもの。 前年(99年)の実績は、クロスシート、フレキシブルコンテナー、土嚢、その他--の4種類合計で6万4,266トン(前年比113.5%)であったので、昨年の場合は7.9%増ということになる。国産品とは逆に昨年も引き続き着実な伸びを遂げたわけで、国内メーカーの多くは、これが今後の国産品の需給にどんな影響をおよぼすかを警戒している。 昨年の輸入実績の中では、依然として中国品が圧倒的多数を占めている点が注目される。全体に占める中国品の構成比は79.7%に達している。他の国では、フレキシブルコンテナーのうちのベトナム品が前年を50.0%上回っているのが唯一目を引く。 昨年のフラットヤーンの正味重量ベースの輸入実績は次の通り。かっこ内は前年比。 [クロスシート] =1万3,383トン(115.5%)《うち中国品1万1,416トン(125.3%)》 [フレキシブルコンテナー]=3万1,063トン(112.8%)《うち中国品2万1,141トン(115.3%)》 [土嚢] =1万83トン(95.9%)《うち中国品9,848トン(95.9%)》 [その他] =1万4,826トン(101.3%)《うち中国品》1万2,887トン(101.4%) [4品目合計] =6万9,355トン(107.9%)《うち中国品》5万5,292トン(109.6%)。 |