2011年05月26日
積水化成品、米国で「ピオセラン」増強と成形工場新設に着手
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化成品工業

積水化成品工業は26日、米国で高機能性発泡プラスチック「ピオセラン」の製造販売を行っている子会社セキスイ プラスチックUSA(テネシー州)で、「ピオセラン」の能力増強と発泡成形工場の建設に乗り出したと発表した。

「ピオセラン」の能力増強は年産能力1200トンで、既存設備(年産720トン)と合わせて2000トン弱の規模になる。投資額は100万ドルで完工予定は今年7月。

一方、発泡成形工場の新設は、工場敷地4600平方メートルを確保し、成形機4台(年産能力600トン規模)の成形工場である。投資額は288万5000ドル。今年5月に完工予定。成形機は、当初4台でスタートするが、最大24台まで増設が可能である。

これらの完成後には、「ピオセラン」の供給量拡大だけでなく、成形品の顧客提供がグループ会社内で可能となり、ピオセラン供給、設計、成形品生産、品質保証、販売に至るまで一貫したサービス体制が構築される。これを機に、北米における更なる事業強化を図る方針である。


ニュースリリース
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1306378719.pdf