2001年02月23日 |
タイ・ROC、6月13日から60日間定修 |
シンガポールPCSも7月に長期定修 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:三井化学、三井物産、エクソンモービル |
三井物産など大手商社によると、タイの第四エチレンセンター「ROC(ラヨンオレフィン)」は6月13日から60日間にわたってエチレンプラントを運休することになった。現在の年産60万トンプラントの定修に合わせて、生産能力を同20万トン分拡大するためのもの。8月中旬に同80万トン体制で運転を再開することになる。 アジア地域ではシンガポールの「PCS(ペトロケミカル・オブ・シンガポール)」もこの頃に定修と手直し増強でエチレンプラントを長期運休する計画。同51万5,000トン能力の第2号機を7月15日に止めて定修と同7万5,000トンの増強を図る。運休期間は45日になると見られている。 同時期には、わが国でも三井化学が千葉と大阪の両センターを定修・運休する計画であり、仮にシンガポールのエクソンモービルの同80万トンプラントの立ち上がりがさらに遅れるようなことがあると、アジアではエチレンならびに誘導品の需給が一気にタイトとなる。 |