2011年05月27日

宇部興産、韓国で次世代ディスプレイ用樹脂合弁事業化

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：宇部興産

宇部興産は27日、韓国のサムソン モバイル ディスプレイ（SMD）社との間で、ディスプレイの基板に使われるポリイミド樹脂を生産する合弁会社を折半出資で設立する契約を締結したと発表した。 資本金は194億ウオン（約15億円）で、今年8月に合弁会社を設立する予定。 SMD社は、次世代ディスプレイの本格量産を計画しており、合弁会社がその基板用ポリイミド樹脂を生産し供給する。 従来のフラットパネル・ディスプレイで使われていたガラス基板の代わりにポリイミド樹脂を活用することで、フレキシブルなど多様な特徴のあるディスプレイを実現することが可能になる。 両社にとって、大きな課題であつた高温下での膨張変形を抑えた樹脂の開発にメドが立ったことから、合弁による本格量産を決定した。 宇部興産は、合弁会社設立により成長戦略事業と位置付けているポリイミドの用途や市場の拡大につながると期待している。 ニュースリリース http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1306469786.pdf