2011年05月30日
NEDO、「ヒト幹細胞産業応用技術開発」追加公募で4件採択
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:NEDO

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は27日、「ヒト幹細胞産業応用促進基盤技術開発」の追加公募を実施したが、「ヒト幹細胞実用化に向けた評価基盤技術開発」で京都大学グループなど4件の委託先を決定したと発表した。

ヒト幹細胞は、基礎研究だけでなく、創薬や再生医療など幅広い分野での応用が期待されるものの、提供者の年齢や由来する組織の違い等により、その性質が異なることが指摘され、産業に応用する上で大きな課題になっている。今回のプロジェクトでは、幹細胞の性質をよりよく理解した上で評価し、品質を確保しながら安定的に供給する基盤技術の開発を行う。研究期間は6年間。

採択した委託先4グループの大学・企業等は次の通り。
▽京都大学(再委託先:慶應義塾、千葉大学、東京大学、医薬基盤研究所)、ジェネテイン、島津製作所、住友ベークライト、タカラバイオ、日産化学工業、ニプロ、浜松ホトニクス、リプロセル

▽幹細胞評価基盤技術研究組合(共同実施先:名古屋大学、東京都健康長寿医療センター)、大阪大学、医薬基盤研究所

▽ツーセル(共同実施先:スリーブラケッツ)、大阪大学、大阪保健医療大学、広島大学、スペース・バイオ・ラボラトリーズ、DSファーマバイオテクノロジーメディカル、丸菱バイオエンジ

▽東北大学、京都大学、Clio(共同実施先:首都大学東京、山口大学)