2011年05月30日
東レ、中国で人工透析機器製造販売の合弁設立
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東レ

東レと東レ・メディカル(本社・千葉県浦安市、田中資長社長)は30日、中国山東省で、中国の青島即発集団股●東麗投資との合弁により人工透析機器の製造・販売会社を設立すると発表した。東レグループの医薬・医療材事業にとって、初めての海外生産・進出となる。

合弁会社は「東麗医療科技(青島)股●有限公司」で、資本金6000万元(7.9憶円)、出資比率は東レ50%、東レ・メディカル25%、即発集団15%、東麗投資10%。6月に設立の予定。

合弁会社の新工場は、2012年上期から稼働し、当初は日本など中国以外の市場で販売開始する予定。
中国国内での製造・販売承認手続きを行い、2013年からは中国の内需向けの販売を開始。順次、事業を拡大する方針である。

世界の透析市場は、今後もアジア・新興国を中心に需要が拡大するとみられている。とくに中国市場では、医療保険制度整備などの国家施策の後押しもあり、大きな需要増加が見込まれている。

現在の中国市場の透析機器需要の大半は輸入製品が占めていることから、東レグループは市場ニーズに迅速に対応した現地供給体制を構築することにした。

(注)●はにんべんに分。