2001年02月23日 |
昭和電工、フィリピンと中国にC3をスポット輸出 |
合計9,000トンを3月に船積み予定 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF、伊藤忠商事、昭和電工 |
昭和電工はこのほど、フィリピンならびに中国とプロピレンのスポット輸出契約を結んだ。契約数量は、フィリピン向けが3,000トン、中国向けが6,000トンの合計9,000トン。いずれも3月早々に船積みすることになりそう。価格は、トン当たりC&F460~470ドルとなった模様。 このうちのフィリピン向けの輸出は、現地資本、伊藤忠商事、BASF等の合弁PP企業「ペトロコープ」によるバターン州リマイの年産16万トンプラントの稼働再開に伴うもの。ペトロコープの操業再開は昨年5月いらいのこと。今回の昭和電工の輸出は、そのペトロコープが当面必要としている原料の一部をスポットベースで供給することにしたもの。 一方の中国向けの詳細は明らかにされていないが、わが国から中国にプロピレンがスポット輸出されるのはめずらしいケース。 同社ではこうした反面、台湾のPPメーカー「TPP」からのオファーに対してはPTT側の提示価格が低いことを理由に成約を断っている。 |