2011年06月01日 |
NEDOとEU、世界最高効率の集光型太陽電池開発に着手 |
【カテゴリー】:行政/団体(新製品/新技術) 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は31日、欧州連合(EU)と共同で、世界最高水準となるセル変換効率(太陽光パネル1枚当たりの太陽光の電気変換効率)45%以上を目指した集光型太陽電池の開発に着手すると発表した。これは、日・EUエネルギー協力に基づく最初のプロジェクトである。 この共同プロジェクトでは、新材料・新構造の開発、セル・モジュールの開発・評価、さらには集光型太陽電池の測定技術に関する標準化活動等を行う。日・EUから合計6カ国の産学官の研究機関が共同で技術開発を行う。 具体的には、日本側は山口真史・豊田工業大学教授を研究開発責任者とし、シャープ、大同特殊鋼、東京大学、産業技術総合研究所が参加する。EU側は、アントニオ・ルケ・マドリッド工科大学(スペイン)を研究開発責任者として、ドイツ、イギリス、イタリア、フランスなどの政府系研究機関、大学・企業等が参加する。 共同技術開発は、2014年度までの約4年間実施され、予算規模は日本側が4年間で総額6.5億円程度、EU側は4年間で総額500万ユーロ(約6億円)程度が見込まれている。 |