2011年06月01日 |
三菱化学とステラケミファ 電解質・半導体用高純度薬で事業提携 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学 |
フッ素化合物大手のステラケミファ(本社:大阪市中央区、深田純子社長)と三菱化学の両社は1日、リチウムイオン電池用電解液の主原料である六フッ化リン酸リチウム(電解質)及び半導体製造用高純度薬品で事業提携の検討に入ったと発表した。 リチウムイオン電池は、ハイブリッド車・電気自動車の普及に伴い今後急速な需要増加が見込まれている。ステラケミファは、高純度電解質のトップサプライヤーとして製造能力の増強を検討してきた。三菱化学は電解液では、英国および米国での製造拠点新設を決めているが、課題は安定的な原料調達にあった。 このため両社は、欧米での製造拠点新設に向け合弁会社設立を検討する。 一方、半導体製造用高純度薬品も今後さらに需要の増加が見込まれる。ステラケミファは、国内外の半導体メーカー向けに高純度フッ酸やバッファードフッ酸等を納入しているが、製造能力の増強が課題となっている。三菱化学は、日本及びアジア市場で半導体用高純度薬品事業を積極展開中だが、やはり高品質原料の調達が課題。このため両社は、高純度薬品の供給体制強化について検討していくことにした。 【ステラ ケミファ株式会社の概要】 ◇本 社 大阪市中央区淡路町三丁目6番3号(NMプラザ御堂筋3F) ◇代表者 代表取締役 会長 兼 社長 深田 純子 ◇創 業 1916(大正 5)年2月1日 (前身は橋本化成) ◇設 立 1944(昭和19)年2月1日 ◇資本金 31億8千万円 ◇従業員 217名(男:198名 女:19名) ◇工 場 三宝工場(大阪府堺市)、泉工場(大阪府泉大津市) ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1306907853.pdf |