2001年02月23日 |
テクニップ、BPと気相法PP/PEでライセンス契約締結 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
フランスのエンジニアリング会社テクニップはフランス現地時間の22日、英BPとの間で、欧州を中心とした地域のほか、旧ソ連、南アフリカ、中国およびマレーシア地域における気相法PP(ポリプロピレン)およびポリエチレン技術「INNOVENE」の排他的ライセンシングを許可する協定を締結した、と発表した。 BPのINNOVENEは現在、PPとポリエチレンをあわせ世界で合計年産800万トンを超える設備に採用されている。今回の合意によりテクニップは、BPと協力してINNOENEを販売することになる。テクニップはこれまでも長年にわたり同技術のコントラクターとなっており、エンジニアリングおよび請負業務活動で、世界中に技術を提供してきた。 テクニップによれば今回のライセンス協定は、選択したエンジニアリング企業とのアライアンスを通じて、効果的に計画を実行し、ポリオレフィン事業のビジネスチャンスを開拓するというBPの戦略に対応したものであるとしている。 なおテクニップが最近手がけたBPのINNOVENE技術によるポリオレフィン設備は、ポリエチレンではイラン・Bandar Imam(年産30万トン)、スコットランド・グランジマース(同30万トン)、インドネシア・メラク(20万トン)、マレーシア・ケルテ(20万トン)など、PPではドイツ・Geisenkirchen(25万トン)、中国・揚子(20万トン)、ベルギー・Geel(25万トン)、オランダ、米国テキサス州Chocolate Bayou(25万トン)などがある。 |