2011年06月07日 |
大日住友薬、東大とのAIM研究にトランスジェニック参画 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:大日本住友製薬 |
大日本住友製薬は7日、東京大学と共同で進めている、アポトーシス抑制因子「AIM」に関する研究に、抗体開発ベンチャーである、トランスジェニック (本社:熊本市、福永健司社長)の参画が決まり、共同研究契約を締結したと発表した。 AIM (Apoptosis inhibitor of macrophage)は、東京大学医学系研究科 宮崎徹教授の研究グループらによりメタボリックシンドロームに関連することが見出された分子で、バイオマーカーや創薬ターゲットとして今後の展開が期待されている。 大日住友薬は昨年9月、東京大学との間でAIMに関する共同研究契約を締結し、新薬創製を目指した研究に取り組んでいるが、同研究の一部であるAIM抗体に関し今回トランスジェニックが参画することになった。 今後AIM抗体分野の研究は、トランスジェニックを含む3者で進める。 <用語の解説> ■AIM (Apoptosis inhibitor of macrophage)について : AIMは、マクロファージから産生され、脂肪細胞やマクロファージ自身に作用する。脂肪細胞に蓄積した中性脂肪を分解することにより、肥満を制御したり、マクロファージの細胞死を抑制することで動脈硬化を進行させるなど、AIMにはメタボリックシンドロームとの強い関連が認められている。 ニュースリリース参照 ○アポトーシス抑制因子に関する共同研究について http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1307430610.pdf ○Collaborative Research on Apoptosis Inhibitor of Macrophages (AIM) http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file4_1307430610.pdf |