2011年06月09日 |
東洋ゴム、バイオマス原料の硬質ウレタン原液を開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東洋ゴム |
東洋ゴム工業子会社のソフランウイズ(社長・藤巻勝己氏)は9日、植物由来のバイオマスを原料に使用した硬質ウレタンシステム原液「ソフランーRグリーンフォーム」を開発したと発表した。同製品は、日本有機資源協会から硬質ウレタンシステム原液として日本で初めて「バイオマスマーク」を取得した。 「ソフランーR」は、家庭用及び業務用冷蔵庫や住宅用断熱建材などで使われる硬質ウレタンフォームの原材料となるが、フォームは製品の幅が広く、用途・物性なども製品ごとに異なる。 今回開発の「ソフランーRグリーンフォーム」は、原材料を従来の石油化学系資源から部分的に植物由来のヒマシ油に転換した。 植物由来成分が原料になると圧縮強度不足などの課題があったが、独自のポリプロピレングリコール配合技術によって解決し、実用化することができた。 同システム原液を使用した硬質ウレタンフォームは、使用段階においても石油系資源使用量を削減し、カーボンニュートラルによるCO2削減に寄与できる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1307600592.pdf |