2011年06月10日
昭和電工、社内の節電と電力の卸売り増量に積極取組み
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工
昭和電工IPP設備

昭和電工は10日、東日本大震災の影響による、今夏の電力不足対応策を決めた。
オフィス内で照明・空調などきめ細かい節電を行うほか、サマータイムなどを奨励する。工場現場では夜間・休日への生産シフト化を進める。

目標の15%使用量削減は十分に達成できるとしている。

同社はまた、独立系発電事業者(IPP)として、川崎工場に大型自家発電設備を持ち、東京電力への電力の卸売り事業を行っている。引き続き電力供給量の増量など、東電への協力に力を入れていく方針だ。


<事業所・オフィスの節電策>
・空調設定温度抑制や稼働時間の削減
・照明の消灯・削減
・パソコン・OA機器の省エネ徹底(PCは帰宅時にはシャットダウン後コンセントからプラグを抜く)

<本社地区における節電策>
・部分消灯、休憩時間の消灯の徹底
・エレベーターの稼動を3基から2基に削減
・クールビズの実施期間の変更(例年6月〜9月を、5月〜10月と期間を延長)
・6月16日から10月15日までの間、勤務時間の運用変更(8:00〜16:45を推奨)
・夏季休暇の設定変更(10、11月の祝日を振替え、8月6日から15日までの10連休とする)

<製品製造に関する購入電力削減策>
・生産の夜間および休日へのシフト
・停止自家発電設備の再稼動、自家発電設備の導入

<電力会社への電力供給増>
・独立系発電事業者として、東京電力への卸売り電力量の増量など、引き続き最大限の協力を行う。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1307675820.doc