2011年06月15日
プラ処理協、廃プラ有効利用状況にCO2削減の評価を追加
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:プラスチック処理促進協会

プラスチック処理促進協会は、廃プラスチックの有効利用状況をLCA(ライフサイエンスアセスメント)によるフロー図を毎年作成し公表しているが、平成23年度から2カ年計画で「CO2削減等の環境負荷低減効果」の評価を追加するための検討に乗り出す。

プラ処理協が毎年公表しているフロー図では、全国のプラスチックの生産量、消費量、排出量のほか、廃プラの再利用として、サーマルリサイクル(固形燃料・発電・熱回収)、マテリアルリサイクル(材料)、ケミカルリサイクル(高炉・コークス炉、ガス化・油化)を算出しリサイクル率を示している。

これに、CO2削減量等の環境負荷低減評価を加えることで、「廃プラの有効利用が循環型社会・低炭素社会という持続可能な社会の発展へ貢献する」ことを具体的にアピールできると判断した。

計画によると、(1)2011年度は、考え方・前提を決め、評価方法を開発する。それを過去(2005年−2009年)データにより検証する(2)2012年度は、フロー図に運用するとともに、課題の整理とその対応への方向性を探るーという段取りで進める方針である。