2011年06月15日
アジレント、学習院大に放射性ヨウ素測定ICP-MS寄贈
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アジレント・テクノロジー

アジレント・テクノロジー(本社・東京都八王子市、梅島正明社長)は15日、学習院大学に誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)「Agilent7700 ICP-MS」を寄贈すると発表した。

同社は、ICP-MSを用いて放射性ヨウ素を測定する新たな手法を開発しており、この手法は学習院大学で初めて採用される。

具体的には、この新しい手法を地球環境における微量元素や放射性同位元素分析研究の第一人者である村松康行・学習院大学理学部化学科教授の研究所で用いられる。村松教授は、福島県農林水産部から農地や農産物への放射性物質の影響に関するアドバイザーを委託されており、今後、ヨウ素の同位体やその他原発事故により放出された放射性元素に関連する安定同位体を測定する予定である。