2011年06月16日
協和キリンの「デパゲン」、片頭痛発症抑制で追加承認取得
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは16日、「デパゲン」(一般名:バルプロ酸ナトリウム)の「片頭痛発作の発症抑制」に関する効能・効果、用法・用量の追加承認を同日付で厚生労働省から取得したと発表した。

「デパゲン」は、1975年の発売以来、てんかん治療に広く処方され、2002年には躁病および躁うつ病の躁状態の治療に対する適応が追加となっていた。

さらに、2010年10月に開催された薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会で、片頭痛発作の発症抑制の効能・効果に対して公知申請(有効性や安全性が医学薬学上公知であるとして、臨床試験を新たに実施することなく行う承認申請)の事前評価がなされ、同年11月19日に公知申請を行っていた。

今回の追加承認取得により、片頭痛治療における新たな選択肢が加わることになる。