2011年06月23日 | |
昭電と豊田自織、ハイブリッド車向け「放熱装置」で愛知発明賞 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:昭和電工、トヨタ自動車 |
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昭和電工は23日、豊田自動織機と共同開発したハイブリッドカー向け「パワーコントロールユニット(PCU)用直冷式冷却器」(放熱装置)が愛知県発明協会から平成23年度の愛知発明賞を受賞したと発表した。 受賞したのは、豊田自動織機の大年浩太、河野栄次、久保秀人、金原雅彦の4氏と、昭和電工の古川裕一、山内忍、星野良一、若林信弘、中川信太郎の5氏、計9氏。 受賞対象となった「放熱装置」は、ハイブリッドカーのモーター・発電機・バッテリーの動作を制御するパワーコントロールユニットの構成部品で、半導体で発生する熱を効率的に冷却する装置。線膨張率の大きく異なるアルミニウム製の成形体とセラミックス絶縁基板を一体的にろう付し、温度変化によって生じる応力・ひずみなどの課題を技術的に解決した点などが評価された。 2009年5月に発売されたトヨタ自動車の新型プリウス(第3世代)に採用されるなど、実用化も進んでいる。 両社はこれまでに学術分野で2010年度軽金属学会の「第45回小山田記念賞」、産業分野では「第43回市村産業賞・貢献賞」を同技術で受賞している。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1308794747.doc |