2011年06月30日
協和キリン、宇部に新製剤工場の建設を決定
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:協和発酵キリン

協和発酵キリンは29日、医療用医薬品の製造拠点である宇部工場(山口県宇部市)内に、内服固形製剤医薬品を製造する新製剤工場を建設すると発表した。

新工場(敷地面積6万3388平方メートル、建設面積3269.54平方メートル)の着工は2011年9月1日、操業開始は2014年12月頃を予定している。設備投資額は約40億円。従業員数約80人を予定している。

同社では、医薬品部門の生産拠点の再編成を進めており、今回、内服固形製剤工場を宇部工場敷地内で建設するのに伴い、富士工場(静岡県駿東郡長泉町)の一部機能を宇部に移管する。

新工場は、最新製造エンジニアリング技術を導入した自動化設備を有しており、これを機に一層高度なGMP(医薬品の製造管理及び品質管理規則)レベルを実現するとともに、自動化による生産効率向上とコスト競争力の強化を図る方針である。