2011年06月30日
富士フイルム、電力不足対応へ15拠点をグループ化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フイルムは30日、深刻化する電力不足への対応策を強化するため、本社、工場など東電管内の15拠点をグループ化し、電力使用量の一層の削減を図ると発表した。自家発電設備や大容量蓄電池などグループ企業が持つインフラを有効活用する。

また、今夏、主要工場に導入した天然ガス・コージェネレーション設備の稼働率をアップさせ、自家発電量を増やすことで、東電からの購入電力を削減する。

グループ拠点に設置した、大容量蓄電池のナトリウム硫黄電池を活用し、夜間に貯めた電力を計画的に放電させることで、グループ全体での使用電力の平準化と昼間のピーク時の電力抑制を図る。

さらに、生産系11拠点には、使用電力量を計測・集計・監視できる機器を新たに導入する。これにより各拠点の電力使用状況をリアルタイムに把握し、追加的な節電策が講じられるようにする。

富士フィルムでは、グループとして削減目標の15%を超える削減達成を目指す。

■富士フィルム・グループ化対象の15拠点

<富士フイルム> ◇神奈川工場足柄サイト ◇神奈川工場小田原サイト ◇富士宮工場 ◇大宮事業所 ◇先進研究所 ◇宮台開発センター ◇西麻布本社 ◇コンシューマー営業本部東京事業所(調布)。

<関係会社> ◇富士フイルムイメージテック本社 ◇富士フイルムフォトマニュファクチュアリング綾瀬工場 ◇富士フイルムオプティクス本社・盛金工場・佐野工場 ◇富士フイルムファインケミカルズ平塚工場 ◇富士フイルムテクノプロダクツ南足柄サイト。


ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1309396561.pdf