2011年06月30日 |
三菱化学、鹿島の第1エチレンプラント再開 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱化学 |
三菱化学は30日、大震災以降停止していた鹿島事業所の第1エチレン年産34万3000トンプラント(定修実施年)が同日稼動再開したと発表した。これに伴い、同プラントからエチレンやプロピレンの供給を受けるEO・EG、ビスフェノールA、PP、PEなどの誘導品設備も7月初から順次操業を再開する。 第2エチレンプラント(年産43万5000トン、同)は、すでに5月20日から運転再開中である。同プラントは6月末から実施する予定だった定修を8月末に延期する。 ■経産省化学課の調査によると、三菱化学のエチレン生産能力は2009年12月末現在の127万8000トンから10年12月現在121万5000トン(いずれも定修実施年)に変更になった。 これについて同社では、「設備規模そのものは変更ないが、運転条件を変えてその分プロピレンが多く出るようにした」といっている。 三菱化学のエチレン生産能力内訳は以下の通り。単位=トン/年産( )は定修スキップ年 ◇鹿島・1号機 343,000(392,000) ◇鹿島・2号機 435,000(489,000) ◇水島事業所 437,000(496,000) ◇合計能力 1,215,000(1,377,000) |