2001年02月21日
藤沢薬品、フジ・アール・シーと在宅医療事業で提携
両社で人工呼装置などの販売を促進
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:藤沢薬品

 藤沢薬品工業は21日、人工呼吸器販売国内最大手のフジ・アール・シーと、19日付でフジ社が扱っている米レスピロニクス社の医療機器の取り扱いに関し、業務提携契約を締結した、と発表した。
 藤沢薬品は1995年に「在宅患者さんのQOL向上に貢献する」ことを理念とした在宅医療事業部を設立、在宅酸素療法を行う酸素濃縮器のレンタル業務をスタートした。その後も在宅輸液療法や睡眠時無呼吸症候群治療、鼻マスク式人工呼吸などの分野に事業を拡大している。
 一方フジ社は、人工呼吸器で米国トップシェアのレスピロニクスの日本総代理店として事業を展開している。
 今回の業務提携により、藤沢薬品は呼吸不全を対象とした非侵襲的陽圧呼吸療法における人工呼吸装置「BiPAPシリーズ」および睡眠時無呼吸症候群を対象とした持続陽圧呼吸装置(CPAP)の取り扱いに関し、フジ社とともに販売促進活動を行うことになる。また人工呼吸器領域の製品ラインアップが強化され、ユーザーの広範なニーズに対応することができるようになるとしている。フジ社も新規顧客開拓を進める上で、藤沢薬品の営業力を活用することが期待できる