2011年07月04日 |
NEDO、タイで民生ビル省エネ技術の実証事業 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は4日、民生ビルの省エネ実証事業を、バンコク市内のホテルで実施することについてタイ・エネルギー省と合意し、覚書(MOU)を締結したと発表した。 実証事業は、NEDOの委託を受けた中国電力が実施する。NEDOは今後、同事業を足がかりに、東南アジアの民生ビルを対象に省エネ技術の普及を目指す方針である。 タイでの実証事業は、バンコクの中心部に位置するアマリウォーターゲートホテルで、ビルの消費エネルギーを削減するために、わが国最新の省エネ技術を導入し、15%程度の省エネ効果の実現を見込んでいる。 具体的には、(1)既存定速ターボ冷凍機を高効率インバータターボ冷凍機に更新する(2)冷水・冷却水ポンプにインバータを導入し、変流量を制御する(3)CO2濃度センサーによる外気取入量最適制御を導入する(4)ヒートポンプ給湯機と蒸気熱交換機とのハイブリッド給湯システムを採用(5)蒸気排熱回収装置を導入する—などを計画している。 事業期間は今年度から2年間で、予算規模は約3.4億円(うちNEDO負担は約3億円)。 |