2011年07月06日 |
宇部興産、米国でダウとリチウムイオン二次電池向け電解液合弁事業化 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産と米国ダウ・ケミカルの両社は6日、リチウムイオン二次電池向け電解液を米国内で合弁事業化することで合意した。日本時間の同日午後9時、両社が同時発表した。 設立認可を得しだい、ミシガン州に折半出資会社を設立する。宇部興産の技術を採用。社長は宇部興産から派遣する。合弁契約の条件など詳細は非公開。 リチウムイオン二次電池は、携帯電話やノートパソコン、デジカメなどの民生用を中心に市場が伸びているが、今後はハイブリッド自動車や蓄電など産業用分野への応用が進み、需要も大幅拡大が予想されている。 宇部興産は、リチウムイオン二次電池主要4部材のうち、電解液とセパレーターの2部門に独自の開発技術を持ち事業展開してきたが、グローバル体制を構築していくにはダウとの提携が得策と判断した。 合弁会社は今後順次、米国・中国・欧州に電解液製造子会社を設立していく方針である。 【合弁会社の概要】 (1)社名 : Advanced Electrolyte Technologies LLC (2)所在地 : 米国ミシガン州 (3)代表者 : 宇部興産から派遣 (4)設立 : 設立認可を得次第設立 (5)出資比率 : 宇部興産の米国子会社 50%、ダウ 50% ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1309955621.pdf |