2001年02月20日
丸紅、中期経営計画、2002年度連結純益500億円目指す
経営資源、「IT分野」などに重点配分
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:丸紅

 丸紅は20日、2002年度の連結純利益500億円、2005年度には1,000億円を目ざすとした、新中期経営計画「@ction 21」を策定した。
 2001~2002年度を「21世紀に飛躍のカギをにぎる重要な年」と位置づけ、(1)経営資源の重点配分(2)リスクに見合ったリターンの追及(3)商社機能の高度化と事業領域の拡大、の3項目を経営の基本方針に掲げている。
 営業面では、同社が強みをもつ分野としてIT、資源・ライフライン、素材・製品、リテールサービスなどをあげ、収益力の拡大を目指す。新規ビジネスとして金融、物流部門の開拓に力を入れる。また海外重点地域として再生、拡大基調にあるアジアと米国での収益力向上を図る。
 また、経営面ではシステム全体の見直しを行い、バランスシート管理制度、統合リスク管理、新たな組織業績評価制度、執行役員制度などの導入による改革を行うとしている。
 同社では2002年度の目標として連結純利益500億円、連結株主資本4,000億円、2005年度には連結純利益1,000億円、連結株主資本7,000億円を目指すとしている。