2011年07月11日 | |
三井化学、米国・メキシコで自動車向けPPコンパウンド増強 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
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三井化学とプライムポリマーの両社は11日、ポリプロピレン(PP)自動車材の需要が拡大しているため、アメリカとメキシコで、合計2万7000トンの生産能力を増強すると発表した。 増強は米国の現地子会社、アドバンスドコンポジッツ(Advanced Composites Inc.)を通じて行う。投資額は非開示。 アメリカでは現有年産21万2000トンを同22万6000トンへ1万4000トン増強する。営業運転開始は2012年第1Qの予定。メキシコでは現有3万2000トンを1万3000トン増やして4万5000トンとする。営業運転入りは2012年2Q の予定。 三井化学は現在、PP自動車材の世界トップメーカーとして、日本のほか北米、欧州、中国、タイ、インドなど世界7カ国に合わせて年産77万トンの生産拠点を持つ。世界の自動車生産は08年下期の世界同時不況以来、一時的に急落したが、その後回復傾向にある。このためPPコンパウンドの供給能力を拡大し、世界トップの地位をさらに固める。 <現地会社の概要> ■ Advanced Composites Inc. (1)設立: 1986年6 月 (2)資本金: 14.1 百万ドル (3)出資: 三井化学アメリカ59.8%、プライムポリマー 3.0%、他37.2% (4)本社: 米国 オハイオ州 (5)工場: 米国 オハイオ州、テネシー州 ■Advanced Composites Mexicana S.A. DE C.V. (1)設立: 1994年2 月 (2)資本金: 2.6 百万ドル (3)出資: Advanced Composites Inc.100.0% (4)本社・工場: メキシコ アグアスカリエンテス州 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1310351241.pdf (英文) ○Expansion of Automotive Use Polypropylene Production in North America http://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1310351241.pdf |